練習のヒント

アンブシュアの作り方アドバイスも人それぞれ

フルートのアンブシュアについていろんなことが言われているものの中に、「口を閉じて、何もせずただ息を出すだけ」というものがありますが、その言葉尻だけを初級者が信じて行っても出来ないことの方が多いです。

この文言はある程度吹ける状態になっていて、余計な力が入って息をつぶした状態で吹いている人に向けたアドバイスです。

そして、その中級者の人であってもアドバイスをその時に受け取ったイメージが違えば、あまり意味をなさない結果に終わるかもしれません。

私自身、子供の頃に最初に先生から言われたアドバイスが理解できたのは、大人になってからでした。

子供は筋肉の使い方も未発達ですので、大人が理解できる言葉を理解できないことの方が多いと思います。

よほど受け取るセンスがあればその通りいくこともあるかもしれませんが、大抵は最初は見様見真似で先生の出す音に近づけようとするのではないでしょうか?

何を言いたいかというと、その時受け取ったものをその場で出来なくても落ち込まなくても良いのです。

直ぐに出来なくても、その人にとっての大きな流れの中でできるようになると信じて探求してみる、その楽しみ方もあるように思います。

また、その他のアドバイスを求めることは指導者にとっても良いことだと思いますので訊いた方が良いですね。

きっと練習方法も見つかるかもしれません。