プロフィール

フルート:佐藤良枝/Yoshie Sato

《フルートとの出会い》

母の判断で4歳頃ヴァイオリンを習うもヴァイオリン専門の教室ではなくヴァイオリンも指導できる先生のピアノ教室に通う。

ピアノの生徒さんばかりが通っていて当時は順番を待っている生徒さんの前でレッスンを受けていたためか、最初に出した自分の音がひどく順番待ちしている生徒さんに笑われたことも幼いながら自尊心が傷ついたと思われ3ヶ月ほどで辞める。

その後は8歳まで楽器といえば姉が弾くオルガン、ピアノなどを触らせてもらったりするが、それ以上あまり興味も持たずに過ごす。

8歳の頃学校で音楽の授業でリコーダーを吹いたのをきっかけに暇さえあればリコーダーを吹くようになる。

それを見ていた母が、突然楽器屋さんへ連れられ、「この楽器やってみない?」と言われた目の先に、銀色に光ったフルートがあった。

見るからに美しい姿に惹かれフルートを習い出した。

以降、人生にとってフルートが心の糧となる。

 

《音楽の世界で活動するまで》

学生時代当時、クリーニング集配に来ていた人から「フルートを教えて欲しい」と頼まれ、紹介しようと師匠に相談したところ「あなたが教えなさい」と言われアルバイト的に教え始める。

その後師匠から度々ご自身の教室に通う生徒さんに補講を頼まれるようになる。

学生時代には同じクラシック系の友人と活動し始める。

師匠の勧めもありヤマハフルート教室ー当時YAMAHA ポピュラーミュージック(通称=PMS)ーの講師として本格的に始動。

コンクール、オーディション、公開レッスンなどに参加し研鑽を積み、他多くの演奏会、イベントBGM等で多数演奏するようになる。

以降沢山の教室で指導に関わるようになる。

2024年12月に37年間指導に携わったYAMAHA講師を退任。

現在はエルム楽器においてフルート、フルートアンサンブル、オカリナ、クリスタルフルート講師として、また自身のスタジオにて単発レッスンを行っている。

 

《活動歴》

演奏の場ではクラシックでの演奏活動の他、ジャズやクロスオーバーの分野で活動を広げ、多くの出会いのなか、様々なコンサートやライブに出演。

これまでの自主企画コンサートはこちらのページ

クロード・ボランの組曲を聴きジャズとクラシックのクロスオーバーミュージックに魅せられ、2005年にはクロード・ボラン「組曲第1番」(7曲中6曲)を収録したCD”Sentiment”をリリース。

ジャズのライブを通して作曲などにも興味を持ちドラマー、パーカッショニストの常松将行氏と”Un son de la Lumier”というユニットにてオリジナルの曲を創作するようになる。過去の動画はこちら

現在はクラシック音楽に戻り楽譜から様々なメッセージを紐解きその研究に力を傾けていくことになる。

《その他の情報》
2001年自身の演奏における緊張とストレスに関して研究の一環として日本産業カウンセリング・カウンセラー養成講座を受講(資格取得するが、本分が違うため3年目に資格更新せず現在に至る)。そこで学んだ中で自律訓練法やボディーワークを通して自己のトレーニングやレッスンに取り入れている。さらに近年はフォーカル・ジストニアにより奏法を見直す機会があり、身体の使い方、神経系についての研究もするようになる。最近では演奏と身体の使い方に重要性を感じさまざまなワークショップに参加。

フルートを小松昭五、細川順三、中山耕一、三村園子各氏に、ジャズ理論・ノウハウを泉功一郎各氏に師事。その他に西田直孝、高橋真知子各氏のレッスン受講

現在活動中◆クラシックフルートアンサンブル”アンサンブル・グレーヌ”
2016年11月ピアノとフルートが奏でる本格クラシックデュオ”Farbe(ファルベ)
2020年より新型コロナ流行によりFarbeはYou Tube配信を後に休止中。2021年と2022年フルート・デュオ”Piacere(ピアチェーレ)”で客席を感染症対策につき制限してのコンサートに出演。