増え続ける楽譜
ピアノを習い始めた子供の時、フルートを習って段々と上達してくる中で、それまで使ってきた楽譜たち。
昔は決まった出版社の決まったものしかなかったけど、昨今は書籍も同様にいろんな編曲された楽譜も増え、おもしろそなうなものを物色しているとあっという間に楽譜が積み上がっていく。
そう、本棚に入りきらないで、本棚の横に積み上がっていく。
もう捨てても良いかなと思われるものを選別するも、中身を確かめると捨てられなくなってしまう。
これは使えそうかも・・・・とか
でも、そう思っていざ使おうかなと思っても、やっぱり使えない。
理由は沢山あるけれど、主な理由は著作権に関わる問題がある。
楽譜やCDを販売する時に、既存の楽曲を使用するとなると編集元は必ず著作権料を払い、販売価格に組み込まれているはずで、購入者は間接的に著作権を買っているから使える。
ただし、2次使用でそれで利益が発生するとなるとまた著作権料を支払わなければならい。
この2次使用で利益が出るか出ないかの基準がまたややこしくて、考えるのめんどくさ!!となってしまう。
更に編曲されたりした楽曲が入った楽譜はいつまでも売ってるわけではなく、再販する場合にはまた著作権・・・・
だから、今後ずっと販売し続けようとしない場合、絶版となり購入できない。
その絶版となるサイクルが最近は短くて、お勧めして買ってもらう時期には絶版になっていることも少なくない。
なので、レッスンで「これ買ってきてください」と言える期間が過ぎて使えなくなるということ。
そう、まさに、家には絶版になってしまった楽譜が山のように積まれているのだ。
昔からあるクラシック音楽の楽譜は別として、ポップスやジャズなどは殆どそんな感じかもしれない。
捨てるに捨てられないもの・・・・・
15年前くらいは生徒さんたちから書棚に並んでいる楽譜を見て「お宝」などと呼んでいた(笑)
今はお宝と言われるくらいの価値があるものそんなに無いような気がするが。。
でも、そろそろ断捨離して心底スッキリしたい気分である。
全てスキャンしてpdfファイルにしてiPadで持ち運ぶことも考えたけど、その膨大な量をスキャンする時間は無い。
メロディーだけだったらなんとかなるかもしれないが、スコアとなると膨大すぎて卒倒しそうになる。
ピアノの楽譜もそれなりにあり、それこそピアノの楽譜は分厚い・・・・・
あと何年この仕事を続けられているのかな・・・?
悩ましい。
とりあえずは使わなそうな楽譜はよけておこう。。