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和声の歴史から読み解くと素晴らしい発見をします

暑いけど少し調子づいてブログ連続投稿します。

本日も30℃になってしまいましたね。
やはり朝方から気温がぐーんと上がりかなりきつい1日でした。
現在は雨混じりの強風になってきました。

今日はお昼から換気扇とロスナイの交換工事をしてもらったのですが、

マスクで作業しているのが辛そうで
換気が十分過ぎるほど全部の窓、扉を全開にしていたので
熱中症にならないようにマスクを外してくださいと頼んだのですが

「いえ、ちゃんと着けてないと・・・」と言いながらそのまま続行。

風も強めで最初は熱風が吹いてましたが
1時間もすると気持ち良い風に変わってきたので良かったです。

時々工事用具を渡したり興味津々な私。
何故か亡き父が生前は配管工であったことで話が盛り上がりました。

あ、今日はそんな話をするつもりではないのでこの辺で切り替えます。

 

話は変わりますが、

最近になって、昔買って一度は目を通した音楽専門書などを再度読んでいます。

その中の一冊に「和声の歴史」/オリビエアラン著

という本を読んで気づいたことを少し。

購入したときは白水社から出ていた新書版のものですが

現在は文庫本になってますね。

 

当時は読んでてとても難しく思えてさっぱり進まなかったのですが

今読んでまみると非常にわかりやすく感じます。

そして、何よりも和声の歴史を知ることは

当時の時代背景や、

作曲家がどうしてその音にたどり着いたかというのが分かります。

 

昔昔、ジャズサックスプレーヤーの映画を観たことがあって

タイトルが思い出せないのですが

いろいろ検索して出てきた↓

『ラウンド・ミッドナイト』

ではないかと思われます。

そのジャズサックスプレーヤーがアル中になりながらも

常に納得のいく音(音色ではなくてコードに含まれる音)を探しもともめて

苦悩する毎日を過ごしてたところが印象に残っていました。

 

それを観てジャズのインプロビゼーションというのは

単にコードに合う音を使って表現するのではない

ということを知ったのです。

コード進行に沿って、でも意表をつくような音を常に求めていたのです。

 

とすると、生まれ出た音はその人そのものである、ということなんです。

その音を発見した喜びは計り知れませんね。

本を読んでいる内にそれに気づいてとても嬉しくなりました。

 

その時代、背景に何が起きて

そのことによって、作曲家が求める和声が生まれる。

それって本当に素晴らしい歴史ですよね。

その和声は作曲家からのメッセージに他ならない。

 

プレーヤーはその時その作曲家と手を組み

そして音楽家の解釈も入り表現される対話ではないか。

自分が今何故その曲を選んだのか、の理由まで分かる気がしました。

 

和声は一度勉強しただけではその奥深さは分からないです。

難しいし、基本的な音楽知識だけでなく

調性、聴く力も無いとその大切な部分も見落としてしまうのではないでしょうか。

 

もっとも、私が昔に通読しただけだったので

その時はその感覚と理解しかできなかったのでが。

そして、やはり自分から進んで

もう一度勉強してみようというその気に成ら無い限りは

そういった発見もできなかったわけです。

 

きっと、こういう風に文章にしたところで

私が伝えたいことの半分も理解はできないと思います。

 

また、和声ばかりでなく

日々のレッスンでも伝えること

受け取ること

その時全てはできなくても時間が経ち

その気になった時に成長できるということを忘れずにいたいと思います。

 

和声が難しくて難解でも

自分が出会うべき時がきたときに受け取れると思います。

 

自分の言葉を伝えることって

本当に難しいと思います。

たくさんの単語を並べても伝えたいことが伝わらないことって

実は沢山あります。

でも、いつかそのことが「こういうことだったんだ」と

理解できるときが必ずあります。

 

なので、心の中をリラックスさせて

日々の練習に打ち込みましょう!