BLOG

手のリハビリ開始から1ヶ月

この記事は、もしかすると手首骨折してしまった音楽家がいたら参考になるかな?あるいは、備忘録として書いておこうと思ったものである。

 

リハビリ開始してからもう1ヶ月経った。

最初はリハビリ頑張って早く普通に使えるようにするぞと意気込んでいたが、やはりそう生易しいものではなかった。

小指側のくるぶし?というかそこがなかなかの厳しさ。

そして、何故か関係のない小指の第3関節が赤くて押すと痛い。

自信たっぷりだったのに今はちょっとシュンとした気持ちでいる。

 

調べるとリハビリ3ヶ月目頃には普通の生活が送れるくらいまでになる、とあった。

そしてえい、これでもか!!とスパルタ的に曲げ伸ばししてようやく可動域が広がったように思う。

 

手首自体はとてもよく動くようにはなったが、手首にはまだ熱がこもって腫れている。

痛みは朝起きた頃が一番あって指を曲げるととても痛いのでゆっくりとストレッチしてあげて日中はなんとか動いてくれるようになった。

少し軽めの荷物もちゃんと持つことができている。

 

さて、そんな毎日を送るようになって、先週から以前紹介した樹脂性フルートをマニアの方が持ってきてくださって、フルートを吹くというリハビリを始めた。

最初は通常の銀のフルートを持ってみたら

「えっ?!!フルートってこんなに重かったの?」と驚く。

6週間固定していて肩や肘を動かしていたものの、なんとまぁ、筋肉が落ちるにいいだけ落ちていた。

 

フルートを支える左手人差し指に楽器の重さがずっしりときて5分も吹いたら手首がジンジンしてきた。

そんな感じでいたけど、この樹脂性フルートのお陰でなんとか15分くらい吹くことができた。

しかしこのフルート意外と良い音なので生徒さんからは「綺麗に鳴ってますね!!すごい」と驚かれた。

 

本当にありがたい😭

何かと周りに助けられていることに感謝です😭

 

それにしても、以前はこのフルート軽すぎて早い曲吹くと動いて安定して音出しが難しかったけど、今回はちょうど良い重さに感じた。

これはね、ちゃんとした音出せるよ!

と言ってそばで聞いている人はその音色は想像以上に良くても誰も欲しいとは言わない笑

しかし、この楽器が普及しないのは見た目と値段だと思う。

 

もう一種類NUVOのプラ製フルートが3万円台なのだが、私の使っているtoccoフルートは15万円以上する。

最近になって頭部管の長さが短いと思われるtoccoフルートNEWは少し安いけどそれでも高い。

生徒さんにいくらに見えるか訊いてみると5万円という答えが多かった。

中には10万円という人もいて、フルート自体気軽に買えないのに材質を見る限り欲しいという人はあまりいないのかもしれない。

よく見ると精密に作られているから高いのは分からなくもない。

 

しかし、こうなってみて初めてこのフルートは素晴らしいフルートだと思ったし、今後老いていくことを考えれば持っていても良いのでは無いか・・・とさえ思う。

筋力が無い人などにはお勧めできると思う。

低音がなかなか綺麗に出せないけど。。。。

ただし、どれくらい耐久性があるかは不明だ。

 

貸してくれた方は1本目はどこだかが割れて2本目を買ったとおっしゃっていた。

今後のために1本買っておこうかと思ったが、私の師匠はまだ金属フルートを吹いてらっしゃるので悩むところだ。