練習のヒント

日課練習について

日課練習、皆さんどんなスケジュールをたててますか?

 

きっと誰も私の日課練習等には興味はないとは思いますが

そこを今日はあえて記事にしたいと思います。

 

このお題も世代ごとに分かれるし

もしかすると、世代でも一人一人変わると思うことです。

 

私の例で申し上げると

私は8歳からフルートを始まましたが

普通なら、断られるところ

私の師匠は

「手を見せて」と言われ手を差し出すと

「これくらいしっかりした手ならば大丈夫でしょう」

と習わせてくれることになりました。

 

ところがやってみると思いのほか大変でした。

息がまったく続かなく、更に楽器を支えるのでさえ困難だったのです。

レッスンではいつも目の前が真っ白になり倒れそうなところ

精神力で持ちこたえてました(笑)

 

ということで、小学生の頃は母の目がないときは

練習サボっていたりしてましたね~(;^_^A

そして、母がいる時は5分吹いて疲れ果て休もうとしましたが

「そんなものは練習とは言わん!!」と叱咤され(笑)

頑張って15分続けました。

こんな調子でも毎日続けていればなんとかなってました。

先生からも

「良枝ちゃんは音が綺麗だね~」と音に関しては褒められたことで

なんとかモチベーションを持ちこたえていたと思います。

 

中学生になり、部活は吹奏楽はなかったので合唱部に入部し

文科系なのに体育会系のようなことをするようになり

これが体力づくりに大いに役立ちました。

ピアノもやっていたし、油絵教室にも通ってましたので時間はあまりなかったのですけれど

勉強は嫌いで予習だけして復習は学校で、英語は朝のラジオ英会話をしてました。

でもフルートはどちらかといえば、受験勉強のストレスから逃れる手段(笑)

毎日1時間以上してました。

 

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが

今の私がやっていることを紹介します。

 

時間は2時間~3時間と決めています。

30代までは5時間とか費やしてましたけど

あまり効率よくないと分かりました。

5時間以上やっててもいろんなところが疲労し

五感も麻痺してくると思います。

そしてそれをし続けた結果いろんなところに不調が出てきました。

 

あくまでも私の場合なので

「へー、そんなこともあるんだね」くらいに聞き流してくださって結構です。

 

現在の普段の2時間の内容

  1. ウォーミングアップ(3分)・・・筋肉を呼び起こす
  2. トーンスタディ(7分)・・・息の方向、スピードのコントロール
  3. タファネル&ゴーベル日課大練習=No.1,2,4,(5),(17)(20分)
  4. エチュード(30分)・・・生徒と同じものを何曲か
  5. 任意の曲(60分)・・・大抵は以前やった曲を中心にしてます

1.についてはストレッチなどを行います。

2.は現在はソノリテなどは使わず、独自のトレーニング方法になってす。

フォーカルジストニアの影響もあり、音のその日によってメニューを変えます。

3.については、この1or2,4は必ずしてまして、時々音程の確認に他のインターバルの練習も取り入れてます。その日によって5と17に関しては抜粋して行ってます。

4.をするときは直近に演奏会等がある時は省いて曲に費やします。

 

演奏会の3カ月前からは少し変わりますが、

ほぼこれを毎日続けています。

 

初心者、初級者の場合は年齢にもよりますが

1,2のメニューをしてから

テキストの曲を30分~1時間すると良いと思います。

しかし、大事なのは時間ということよりも毎日吹くことです。

そうですね、小学生は呼吸器とかいろいろの成長が未発達なので

最低でも10分は毎日練習すると良いでしょう。

 

中級以上になれば上記のメニューで毎日行うことをお勧めします。

ただ、同じことを繰り返すだけではなく

時には曲の練習からさらうとか変化をつけると良いです。

 

私のレッスンではその人に合った課題を出しますので

先ずはその課題を元にスケジュールを考えて頂いてます。

レッスン内容も人それぞれ違います。

 

レッスンを受けてみたい方お気軽にお問い合わせください!