Ensemble Grane

プログラムの曲-その5

晴れ
21℃/6
体温:35度5分

はるなのーに♪

まだちょっと肌寒い日が続いてますが、街中は桜がチラホラと咲き始めてます。

GWの幕開けのこの28日、29日にはあちらこちらでリサイタル、ライブ、音楽際が目白押しとなりました。

札幌はこれから街が音楽で溢れるようになります。

花は一気に咲き始め、樹々の葉も青々としげり、昼間の時間が長くなり本当にありがたい期間に突入しました!

先日は生徒さんに

「先生、6時なのにまだこんなに明るいですよ~!!」

なんて言う会話が頻繁に交わされます。

 

さて、そんな季節のスタートですが、アンサンブル・グレーヌコンサートまで10日あまりとなりました。

アンサンブル・グレーヌコンサートvol.4~組曲を集めて~

プログラムの曲についても残すは2曲です。

今日は後半のチャイコフスキー。

曲は「小組曲」~抜粋で数曲演奏するつもりでしたが、結局「葦笛の踊り」のみになりました。

理由は特にないのですが、後半の第一曲目としては短くて知っている曲が良いのではないか、ということで決まりました。

これは、多くの方が耳にしたことのある曲です。

一般的に知られているタイトルは「小組曲」と言うことよりも

バレエ組曲と知られている、あの「くるみ割り人形」の中の一曲です。

 

笛といえば、葦。

フルートの曲の題材として、葦は笛の代名詞みたいなものですね。

ギリシャ神話にもよく登場します。

フルートの名曲では、あのドビュッシーの「シリンクス」もありますね。

ニンフであるシリンクスが、乱暴な牧神パンに追いかけられて(今で言えばストーカー的な・・・)、逃げた先の川の妖精に自分を葦にしてくれと懇願し、葦になってしまう。

その葦の姿になってしまったのを嘆いてか、牧神パンはその葦を笛にして吹いた・・・というお話しです。

ということで、「くるみ割り人形」にはこの葦笛の踊りの他、金平糖の踊りなど、踊りの曲が詰まっています。

 

中山先生の音楽的表現はとても繊細で的を得ている感じです。

ちょっとしたことで次元の違う音楽になるから不思議です。

こんな貴重な体験をさせて頂けることに沢山の感謝をしたいです。

お越しくださる皆さまにはそれをお伝えできたらと思っています!