アルテ教則本について私が使う理由
今日の最高気温は13℃で最低気温が9℃となっていた。
あったかくなったな〜と思っていれば寒くなる。
明日、明後日は20℃超えるようなんだけど、その後また寒い予想なのでいつまでもライトダウンをしまうことができずにいる。
結構風邪引いている人もチラホラ見かけるけど、多分花粉症の人もいるんじゃないかと思う。
週末から教室は連休に入るので気分はお出かけモードになるが、私は人混みが苦手な人間なので近所に咲いている桜を見に散歩するくらいだろうか?
しかし、そんな中生徒さんから吹奏楽のコンサートに出るということで招待状が届いているので足を運ぶ予定でいる。
さてさて、今日は教則本の話をすると前回お知らせしたけど、「ん?何を書くんだったかな?」となっているので思い出そう(笑)
考えてみると以前にも記事にしていることなので必要ないと言えば必要ないのかもしれない。
でも、思い出すためにも少し書いておこう。
古くから、多分この教則本が世に出てから変わりなく使われているフルートの教則本。
つまり日本フルートクラブ出版「アルテフルート教則本」。
全3巻あって、私が8歳で習い始めのときは10版目で当時は700円であったのだけど、今はなんと税込み3,800円もする。
もっとも当時は700円は高価だったのかもしれない。
そんな昔から内容も変わらずにずっと使い続けられている信頼のおける教則本、ピアノでいうところの「バイエル」に相当するのだと思う。
編集したのは比田井殉さんの、そうあの黄色の表紙のものだ。
とにかく、今読むと昔の文章で読みづらいし、絵もかなり古めかしいが、今読んでも音楽的に正しい知識とブレスの位置、表現手法が詰まっている。
私は今でも子どもたちのレッスンにはこのアルテを使っている。
小学生にとっては理解できない言葉もあるけど、レッスン時には一緒に音読したりする。
分からないだろう言葉や漢字を分かりやすく説明しながら進めている。
でもね、ちゃんとレッスンをしていれば基本的な理論、楽典、音楽用語などもこの一冊で完結できるように編集されている。
アルテのエチュードはつまらないと思えばつまらないエチュードではあるけれど、後々何年も経ってから開いて練習しても良いくらいきちんとしたバイブルだと思っている。
しかし、練習するだけでなく、そこに書かれてある比田井さんの文章や、予備練習は素晴らしいものだと分かる。
私はメルカリをやらないけど、というかやり方を知らないのだけど、検索するとこのアルテが山のように売られているのに驚くのだ。
でも、現在3,800円というのを見れば、メルカリで中古で安く手に入れられるのは幸いなことだ。
必要ない人の元から離れても価値あるものは受け継がれる。
ついさっき、図書館にあっても良いのになと思って検索してみたけど、無いみたい。
今、フルートを始める子どもたちはほぼ吹奏楽部から始めるようなので、アルテを知らない子も多いに違いないけど、買うまでいかないまでも手にとって中身を見て参考にするのも良いと思う。
しかし、今後この教則本はいつまで残るか・・・・行方を知るために長生きしてみようか😁