ライブコンサート後記,  発表会

クリスマスコンサート後記(会場の響きを掴む)

寒い毎日が続いていますね。

アイキャッチ画像は今朝撮った朝陽です(07:30頃)

でも来週ちょっとだけ緩むみたいです。

いつもクリスマス近くは一旦寒気が緩むと思いますが今年はどうなのかな?

さて、ようやく、先日のクリスマスコンサートの録音を聴きました。

録音を客観的に聴くのはとても勉強になりますし、今後の参考になるので

私は自分のコンサートでも必ず録音をします。

できない時もありますが、できるだけ必ず録ります。

出来不出来は関係ありません。

どんなバランスでお客様に聴こえてるかがとても大事で

そして、自分の表現が自分本位になっていないかを知りたいと思っています。

 

さて、今日は土曜日で冬の北海道の列車がまともに動くか心配で

睡眠が大事なのに土曜日の天気が心配で

なかなか寝付けないまま朝を迎えました。

今日は寒くて雪も降っていたので6時半に家を出ました。

 

案の定、千歳線が一部運休状態になっていて

ギリギリ定時で発車するJRに乗りました。

そして、今日お休みの生徒さんが何人かいたのですが

レッスン自体もいつも通りの時間に終了しました。

帰ってきたのは19時頃。

こんな日でも先日のコンサートの録音を何が何でも聴きたくなり

大まかなところを聴き終えました。

 

思ってたよりとっても綺麗で

フルートとピアノのバランスもとても良く素敵な演奏になってました。

ただ、Zoom  H6に残っていたのは後半部。。。

そう、私前半を録音できていないことに気がついてませんでした。

なんでも一人でやろうとする性格が災いしたと思います

rec.ボタン押し忘れてました😭

ビデオカメラで録画もしていたので

そちらの音声は残っていますけれど

これがピークオーバーで音割れして聴くに耐えません。

なんとか音声を修正して普通に聴ける状態にしたいと思います。

 

話が逸れてしまいましたが

H6で録音したのを聴いてみるとかなり良いバランスになってます。

 

いつもコンサートの時はピアノの蓋を開けた状態で演奏していて

今回は全閉じ指示が出ての演奏となりました。

しかし、これでお客様にはかなり良い状態だったのではと。。。

私自身は全閉じのピアノの音に違和感を持っていたのですが。。

 

実は音楽業界に入ってからしばらく一緒に活動していたピアノの友人がいて

今回譜めくりを頼みました。

今は家庭を持ち子育てなどで

その間ほぼピアノに触ることが減ってしまっていたので

ちゃんと譜めくりできる自信がないと一度断られましたが

諦めていたらその後了解の返事が来ました。

 

その親友に音量のバランスなどを聞いてもらって

全閉じ、、、となったのです。

 

全閉じ・・・初めての全閉じ

やってみると

蓋を全閉じるとピアノの打鍵の音しかなく

響きとして伝わってこないと言うを体験しました。

音は聞こえるけど

どんなダイナミックスでどんな響なのか全く分からず

私自身は演奏しずらく思いましたが・・・・

 

もう35年もこの仕事をしていながら

ここへ来て自分の周りで鳴っている音と

会場で響として鳴っている音がこんなにも落差があるなんて思っていませんでした。

まして、大ホールならそういうこともあり得るかもしれませんが

今回のような小さな会場でそういうふうなるとは思いもしませんでした。

 

生徒さんの演奏録音を聴くと本当に美しい音楽になっていて驚きました。

 

ただ、私自身はライネッケのフルートコンチェルトを演奏しましたが

この曲に関しては物足りなさが残りましたけど・・・。

この会場はSCARTSドイツものはあまり向いてないかもしれません。

無伴奏やフランス近代のプログラムがお勧めです。

 

この会場であえてこの硬いタッチのピアノを置いたことの意味が分かったように思います。

推測に過ぎませんが、そう考えると納得できます。

ここにタッチ、響が柔らかい音が出るピアノだと

きっとモワモワ〜と何弾いてるか分からないのかも

そんな風に感じます。

 

ピアノを入れる室内楽をするには

総合的な耳の力、判断が必要になってくる会場

ということが分かりました。

それと、初めて使う人は客観的に音のバランスを聴いてくれる人がいると良いかもです。

そうか・・そういうことだったのかと納得しました。

 

ピアノが小慣れていないという問題ではないですね。

あの会場自体の響をどう調和させるかで

変わる会場だったんですね。

 

フルートにとってはとても気持ちよく響くので

力まないで吹けます。

というか、自分自分という我で演奏すると

結構厳しいかもしれません。

冷静に音の響を楽しむくらいの気持ちで

吹きすぎないようにすると聴いている側も心地良いと思います。

是非どんどんピアノを入れての演奏会をしていただきたいです!

ピアニストは大変だと思いますけど

訳が分かると弾きやすくなるのではないでしょうか?

 

私もまだまだだな〜

音響の深いところまで理解できてなかった・・・

と、録音を聴いて思った次第です。

 

今月はあと一回の投稿かなと言ってましたけど

この後、まだあと一回は記事上げれそうです。