練習のヒント

フルートを吹く時に力みが原因で指が思い通りに動かせない人

フルートを吹く時に力みが原因で指が思い通りに動かせない人、いませんか?

 

10代、20代には気づかないで動かせていたもので大人になってから気づいたことをお話します。

観察していると私の場合は以下のようなところが力んでいるようでした。

特に解剖学とか詳しくは学んでいませんが、レッスンに行くと師匠の部屋には解剖図が貼ってあり、それと骨の模型が置いてあり少し教えてもらい行く度にそれらを見てはいたんですけど名称とか全然覚えていないので調べてみました。

首回りとかけっこう細かく分かれていて概ね【後頭下筋群】というところです。

この後頭下筋群には以下のような組織が集まっているようです。

  • 上頭斜筋(じょうとうしゃきん)
  • 下頭斜筋(かとうしゃきん)
  • 大後頭直筋(だいこうとうちょっきん)
  • 小後頭直筋(しょうこうとうちょっきん)

その中でも私は頭の付け根あたりだから、多分上頭斜筋というところが力みが入りそこから僧帽筋や肩甲骨あたりまで固めてしまっています。

これは意図して入れている力ではなくて、素早く動かそうと意識すると途端に固くなっているの気づいたんですよね。

 

もうすでにそこが凝っている方はストレッチなどしてほぐしておきましょう。

それからフルートを構えた時、どこが力んで筋肉が固まってしまうのか観察してみましょう。

常に意識はリラックスしてください。

 

もし、これらの場所に力が入るようだと、指を動かすことに支障をきたすと思います。

気づけば手首や腕、肩から指を動かそうとしていると思います。

そういったことが分かったら、その力をスーッと抜きながらゆっくりと指を動かしてみてください。

また、力みが出ない状態になる無理のない構え方ができるのかを試してみると良いかもしれません。

 

以前にも記事で何度か上げましたけど、フルートをバランスよく支えるには、また、それによって無理のない呼吸や動作が可能な構えというのは、これを直したから良くなるというものではありません。

長年溜めてきた体制、筋肉の使い方を直そうとするときある部分を直すと、違う部分にも影響が出てきます。

ポイントは楽器をバランスよく支えられる感覚です。

左の指が動きづらいと思ったら、楽器の重心が左手にかかり過ぎている場合が多々あります。

 

私が見てそのバランスが崩れていると分かるのは見た範囲でしからありませんから、そのほかの部分はご自身で観察することになります。

1時間の枠で練習するとして、いろいろと観察に時間5分から10分は集中してみるのが良いかもしれません。

そしてそれらをゆるめることに集中してみてください。

 

ではでは、今日もちょっとだけヒントを書いてみました。

身体といろんな神経が楽に運ぶようになりますよう願ってます!

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