レッスンでの気づき,  楽器について

素直な感覚を大事にしたい

今日は2月の最終日でした。

とてもスリリングな月でしたね。

 

さて、今日はムラマツスタンダードモデル、

私が中学生の時に買ってもらったフルートを貸し出しました。

私が備品で持っている全部洋銀のJUPITERのフルート2本は

只今貸し出し中です。

 

今回は今度春から中学生になる生徒さんは

今のうちにリペアに出すということで

その間に練習してもらいたいということで貸し出しました。

 

スタンダードモデルは

私が中学2年生から講師になるまで

共に生きてきた楽器です。

 

今思うとよく頑張ってこれたのは

この総銀製スタンダードを両親が納得して買ってくれたお陰と思います。

 

以前も記事にしたことが何度かあると思いますが

購入する時に両親が立ち会いのもと

数社のフルートを試奏しました。

 

私自身はP社製のものが明るい音で

吹きやすかったので、

「これ、吹きやすい!」と言ったのを覚えてます。

 

ところが、客観的に楽器の音を聴いている両親は

「そうなんだね?

でも、こっちのフルートの方が断然良い響きに思えるんだけど」

 

ということで、

安い買い物ではなかったので

かなり時間をかけて吹き比べしましたが

両親はやはり、これ!!と言う笑

 

多分、私の息にはムラマツのスタンダードが最も合っていた

そういうことだと思います。

 

そんなスタンダードモデルが

今回ちょっと旅に出ました。

 

レッスンの最後に

「じゃぁ、ちょっと今この楽器吹いてみて」と

その子に吹いてもらったら

 

「わ〜!!

凄い吹きやすくて良く響く!」

と言ってました。

 

それから、その子が吹いている楽器のものと

吹き比べして聴かせると

 

「え〜、全然違う!!!

そういうことだったんだ」と納得してましたね。

そういうこと、というのは

価格や評判では決められないこと、、、という

ちょっと高度な受け止め方をその子はしたのです。

 

私がかなり吹き込んでいたのもあると思いますけれど

オールシルバーの楽器は今でもとても評価される楽器だと思いました。

素直な子供にそんな風に感動されるなんて

本当に素晴らしいです。

 

そんな出来事がとても楽しめた1日でした。

今後、その生徒がフルートや音楽と関わっていくのか

とても楽しみになりました。

 

明日も楽しくフルートを吹きましょう!!