Ensemble Grane

プログラムの曲-その4

雨後曇☔☁
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もうすぐで平成最後のゴールデンウィークですね。
来年はもう新元号のGWになるんですね。実感が湧かない(^-^;

アンサンブル・グレーヌコンサートvol.4~組曲を集めて~

今日はプログラムの中で一番最後に決まった曲について書いておきます。

カスパール・クンマー(1795-1870)の「フルートトリオop.53

この曲は実はアンサンブル・グレーヌが発足した2013年の12月に中山先生がわざわざヨーロッパに行った時にグレーヌのために買ってきてくださった楽譜です。

vo.1ではその楽譜の中の何曲か演奏しましたが、クンマーの曲はその時の雰囲気に馴染めず、またの機会にと残しておいた曲です。

vol.2~vol.3では道のイベントだったので、比較的柔らかい曲ばかりやっていたため、今回のコンサートは結構難易度が上がりました。

実はクンマーの曲に決まる前は、ほぼ同時期ロマン派の作曲家ベートーヴェンとかクーラウとかの曲が候補に上がってましたが、今回演奏する会場が札幌時計台ホールということでこの曲が良いだろうとなったのです。

ですが、聴く分には優しく弾くには難しい曲でした。

でも、プログラムにこの曲が無ければ、なんとなく輪郭の無い演奏会になると分かります。

また、フルートの曲はバロックや近現代の作品が多いのですが、ロマン派時代の曲は音楽史の中でも大事な分野にもかかわらずとても少ないのが特徴です。

なので、難しいと思ってしまうのは、あまり馴染みが無いということもありますね。

クラシックの音楽家たちはロマン派時代の曲が好きな人が多いのです。

なので、ある意味貴重な体験ともなります。

第1楽章 Allegro
全楽章の中でも一番長いのがこの1楽章。3/4拍子。早すぎず、でも軽快に演奏したいところ。

第2楽章 Andante
6/8拍子。ゆっくりではあるが、重たくならずに。この拍子は意外と難しく、フルートの曲には結構多いですが、美しく流れていくように、、、流れても流されない(^^;

第3楽章 Allegro vivace
2/4拍子。この楽章は2拍子ということもあり、とても早く感じます。実際、直ぐに終わってしまいます。3番フルートがテクニック的に一番大変かもしれません。でも、これも聴いていると心地よく通り過ぎて行きます。

全体を通して拍子感が変化しているのでメリハリのある演奏をしたいと思っています。

 

さて、ここから先の記事には今までの曲についての記事リンクを貼っておきますので参考に読んでください。

参考にならないかもしれませんが(-.-)

 

アンサンブル・グレーヌコンサートプログラム
プログラムの曲-その1(バッハ)
プログラムの曲-その2(ベルトミュー)
プログラムの曲-その3(ドビュッシー)