- 2009-12-07 (Mon) 22:06
- Diary
予告していた記事です。
昨日は、私が高校生の時フルートを教わった「細川順三先生の還暦を祝う会」でした。
発起人は細川先生の札幌での始めての生徒であったと言う阿部博光さんです。
さて、私は不肖の弟子だったし、当時音楽に対して全く理解のなかった父に隠れ、こっそりレッスンを受けに行っていて、長く教わることができなかったので、招待状が届いて戸惑っておりました。
細川先生自身は私のそんな事情も知るはずもなく、というか当時知られたくない気持ちでしたからレッスンを受けれなくっても、先生のコンサートには行けるときはこっそり行ったものです。
だから、なんとなく、私が行っても良いものかどうかという一抹の不安もあったわけですが、思い切って出席することに・・・。
ところが、急遽、(道内各地から)集まった弟子たちでフルートアンサンブルで迎えようという話になり、なんと当日合わせの曲を用意しました。
曲はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」一楽章とバッハの「主よひとの望みの喜びを」。
当日はこのために9名の弟子たちは11時に集合しました。
焦りながらも楽しくリハーサル。
うん十年前に見た顔ぶれが!
一瞬のうちに学生に戻ったようです。
皆さんお変わりなく、、、というか、こういうときは誰かが言っていました。
本当に「一瞬のうちに戻れる」んですねぇ。
開始時間が近づくと、先生のご友人の方々が会場に集まりました。
そして、細川先生が会場に現れ驚きです。
先生も奥様も当時のまま、というくらいにお変わりなく若々しく、とても還暦とは思えないくらいでした。
いつも奥様の笑顔は素敵です!
会では先生が札響に在籍されていたころの話とか、弟子だったころには聞けなかった苦労話、紆余曲折な人生を歩まれたお話、ご家族のこと等などジンと胸にしみるものがありました。
先生のお話で勇気と希望が湧き、それに何よりも先生の優しさは本当に心が温まりました。
先生は生徒一人一人にきちんと向き合われお話され、そこでようやく私が当時、自分の環境のこととか、レッスンが受けられなくなったこととかもきちんとお話することができました。
毎回厳しいレッスンでいつも緊張しながら受けていたことがとても新鮮に蘇りました。
//今思うと感謝!!の気持ちで一杯です//
今はこうしてレッスン以外でのお話ができることの驚き。
そして、今まで私が感じていた距離感は一気に縮まりました。
先生を取り巻く人たちは皆優しく感じましたし、細川先生の音はやはり内面から伝わるものということがはっきり見えた時間だったと思います。
ちょっとアルコール入った状態で、さて皆でアイネクを・・・。
指揮は山崎衆さん!指揮はお初らしかったですが、かなり早めなアイネク(笑)
なんとか最後まで演奏することができました。
アンコールに「主よ・・・」を。
やっぱりバッハは難しいなぁ・・・・。
先生、どんな風に聞いてたのかなぁ・・・・。
会も終盤に入って、お弟子さんの「若い頃に受けた音の影響というのはいつまでも変わらないものですね」と言われたひとことに皆が大きく頷きました。
とにかく暖かい空気で一杯の素敵な会でした。
このように振り返る機会って大事なんだなとしみじみ感じました。
あの頃に見えなかったことって結構沢山あって、それが見えてくることで心が軽くなったり、楽しく感じたり、感謝したりするものですね。
きっとこれからも細川先生は精力的に演奏活動をされていかれるでしょう!
というか、希望です。
